スタンディング対応デスク

■デスクワーカーに注目される「スタンディングスタイル」とは

長時間同じ姿勢で座っていることは健康に悪いという研究結果が出ていることもあり、企業にとっても大きな問題となっている「座りっぱなし症候群」。
脚のむくみや腰痛などに加え、ひどい場合にはエコノミー症候群になってしまうこともあります。

 

だからといって、デスクワークをすっかりやめてしまうわけにもいきません。
毎日長時間のデスクワークをしている方はとても多いですし、帰宅してからも自室のデスクに向かってパソコン作業等をすることもよくありますよね。

 

どんなに座り心地の良い椅子であってもずっと座っていては体に良くないのですが、作業量を減らすこともできない……そんな状況を解決するのが「スタンディングスタイル」というデスクワークの形です。

 

スタンディングスタイルとは、文字通り立ってデスクワークに取り組むこと。高さのあるデスクを使えば、立ったままでも無理なくパソコン作業等ができます。
元々はヨーロッパなどで広まったワークスタイルで、特にスウェーデンなど北欧ではとてもメジャーになっているのだとか。
他の国々でも、オフィスに簡単に高さを変えられるデスクを導入し、座って作業する時間・立って作業する時間、それぞれに合わせてデスクの高さを上下させながら仕事をすることを推奨している企業が増えてきました。

 

日本ではまだまだこういったワークスタイルを取り入れている企業は少ないかと思いますが、職場環境ではなく自宅の環境なら自分の好みに合わせて思うように変えられます。
オフィスは難しくてもまずは自宅の仕事環境にスタンディングスタイルを取り入れてみましょう!

 

 

■スタンディングスタイルのメリットとは

「立ったまま作業をするなんて疲れる」と思い込みやすいですが、実はその認識は正確ではありません。
本当は、ずっと同じ姿勢で作業を続けているから疲れてしまうのです。

 

スタンディングスタイルといっても、ずっと立ちっぱなしで作業をするわけではありません。
例えば1時間座って作業をしたら次の30分は立って作業をする、その次にはまた座って作業を……というように、立ったり座ったりを交互に繰り返すのがこのワークスタイルの大事なところ。

 

定期的に立ったり座ったりすると、リンパの流れが改善され、血行もよくなります。健康に良いのは間違いありませんが、その他にも眠気がさめたり集中力がアップしたりというように作業の効率化の面でも良い効果が期待できるのです。

 

実際に研究結果として、座りっぱなし・立ちっぱなしというように同じ姿勢で作業を続けた人と比べ、立ったり座ったりを繰り返して作業をした人の方が高いパフォーマンスを発揮するということがわかっています。スタンディングスタイルは、健康にも良い上に作業効率もアップできる理想的なワークスタイルなのです。

 

立ったり座ったり

 

■おしゃれで機能的なスタンディングスタイルのデスクレイアウト

スタンディングスタイルのデスクレイアウトには高さを調節できる可変式のデスクを用意するべき……と考えがちですが、実はそんなことはありません。

 

高さ調節

 

もちろん可変式デスクはとても便利ですし、スタンディングスタイルのスタンダードであるのは間違いありません。ですが、ある程度高さのあるデスクに高さのあるチェアやスツールを添えれば、立っても座っても作業のできるデスクレイアウトは充分可能。

 

スツールを使用

 

自分用の個室や書斎などを用意できる環境ではなく、リビングやワンルームの端にデスクを置きたいというときにも、高さのあるカウンタースツールなどを使ったスタンディングスタイルのレイアウトがおすすめです。

 

スタンディングデスクとスツール

 

いわゆるオフィスチェアのような椅子は、座り心地が良く長時間座っていられるよう工夫されている反面、とても大きく、かなりの場所を取ってしまいます。
一方、スタンディングスタイルならそもそも長時間ゆったりと座ることを想定していないので、デスクに合わせる椅子はおしゃれでスタイリッシュなスツールなどで大丈夫。見た目もすっきりして、他のインテリアを邪魔しません。

 

 

■コンソールテーブルやウォールシェルフなども生かせるスタンディングスタイル

スタンディングデスクはまだ日本ではあまり浸透していないので、家具として探そうとすると選べる商品の幅が狭くなってしまうところがあります。

 

そんなときにおすすめなのが、コンソールテーブルやウォールシェルフなどをデスクとして活用すること。
ノートパソコンなどコンパクトなガジェットが置ければ良いなら、自分の身長に合わせて好きな高さにウォールシェルフを用意できるのが便利ですし、コンソールテーブルはディスプレイのために置かれることが多いためデザインも洗練されていて、おしゃれなインテリアコーディネートに一役買ってくれます。

 

スペースに余裕がある場合には、通常のデスクと並べて用意するのもおすすめです。
それぞれのデスクを作業によって使い分けるというスタイルにすると、デスクの上に置いておく物もすっきりと整理できてごちゃごちゃしません。
体勢だけでなく体の向きや立つ・座る位置も変わるので、自然とメリハリが生まれるのも良いですね。

 

学生さんから社会人の方まで、時間の長短や作業の多少を問わず、多くの人がデスクワークとは切っても切れない生活をしています。
肩こりや腰痛などの体の不調、集中力の低下などパフォーマンスの悪さを感じたら、ぜひスタンディングスタイルを取り入れてみてくださいね。

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