インテリアを考える上で、ダイニング空間は大きなウエイトを占めています。

 

家族みんなが居心地よく、過ごしやすいダイニングであれば、毎日の食卓は楽しいものになるでしょう。

 

そこで今回は、家族構成に合わせたダイニングテーブルのサイズや、ダイニングとリビングの使い分けなどを通して、ダイニング空間の演出方法やおすすめの家具をご紹介いたします。

 

 

家族構成とダイニングテーブルのサイズを合わせよう

どんなダイニング空間にしたい?作りたいダイニングのイメージを決めよう!

ダイニングはメインの家具であるテーブルとチェアの組み合わせを意識すれば、リビングよりも簡単に空間の演出ができます。人気のコーディネートテーマはシンプルやナチュラルなどです。ダイニングは来客を通したりテーブルを使って作業をしたりと、食事に限らずさまざまな用途で使われます。過ごし方に応じて最適なテーマを見つけましょう。

片付いたダイニングにテーブルセットを置けば、それだけでシンプルな空間が演出できます。小物で空間を引き立てるのもよいでしょう。素材やデザインのこだわりが感じられれば、家具が少なくても殺風景な印象にはなりません。人気の北欧風もシンプルコーディネートのひとつで、多くはホワイトやグレーでまとめられています。木製の家具や観葉植物を多く取り入れれば、ナチュラルな雰囲気になります。小物や調理器具の並べ方を工夫して、カフェ風にするのも素敵です。また、ナチュラルコーディネートはさまざまな土地の文化と相性が良いのも特徴です。アメリカンやアジアンなどのインテリアと合わせれば、気軽にダイニングの雰囲気を変えられます。

 

 

家族構成とダイニングテーブルのサイズを合わせよう

テーブルで快適に食事を摂るためには、1人につき幅60cm×奥行40cm前後のテーブルスペースを用意するのがよいとされています。2人で向かい合って使う場合は幅60cm×奥行80cm、4人家族の場合は幅120cm×奥行80cmでちょうどよくなる計算です。食事のスタイルや使う食器の数によっても異なり、大皿を囲むシーンが多ければ一回り小さめの、たくさんの食器を使うパーティーなどが多ければ一回り大きめのテーブルがおすすめです。

ダイニングテーブルセットは、家族構成に合わせてセットの内容が異なります。3点セットは小さめのテーブルとチェア2脚のセットで、ひとり暮らしやカップルなど2人以下の世帯におすすめです。4点セットはテーブル1つとチェア2脚、ベンチ1脚で構成された、子育て世代向けのセットです。小さな子どもの面倒を見る場合、ベンチがあればすぐそばに座ったり物を置いたりできるため、何かと役に立ちます。5点セットはテーブルとチェア4脚のセットで、ファミリー向けに広く普及しています。家族が多い場合や友人などを招く機会が多い場合は、テーブル幅が伸縮するフレキシブルダイニングもおすすめです。

 

 

ダイニング空間とリビング空間の使い分けを意識しよう

ダイニングは食事を摂るための場、リビングは家族団らんの居間としての役割を持っています。核家族化が進んだ現代では居間と食堂を分ける必要性が薄れ、リビングダイニングとして一体化した間取りが増えてきました。しかし、ダイニング空間とリビング空間を使い分ければ、ダイニングでは快適に食卓を囲みリビングでは家族でゆったり楽しみ、それぞれの空間を有意義に使えます。

家具でそれぞれの差別化を図るのであれば、ダイニングテーブルは高さがあり、食事が摂りやすいものを選ぶとよいでしょう。ダイニングチェアは水分や汚れに強い素材を選べば、食べ物がこぼれても掃除が楽になります。リビングには対照的にソファベッドなどを置き、くつろげる空間を作りましょう。生活感のある家電や日用品はリビングに置き、ダイニングは比較的シンプルにまとめると、それぞれ違った雰囲気を演出できます。

 

 

購入した後で失敗したと思わないために!事前に確認して家具を選ぼう

ダイニングテーブルなどの大きな家具を購入する際は、部屋の大きさを考慮して選ぶ必要があります。家具に部屋のスペースを取られすぎていると、チェアを引いて座ったり、チェアに座っている人の後ろを通ったりする際に窮屈さを感じてしまいます。快適にチェアに座るには約40cm以上、チェアを引いて立つには約60cm以上のスペースが必要です。人が通るには約60cm以上のスペースが必要となるため、チェアに座っている人の後ろを通るのであれば合計100cm以上のスペースを確保しておきましょう。

また、部屋全体の印象という観点でも、家具の大きさや置き方は重要です。大きな家具が多いと、圧迫感のある雰囲気になってしまいます。開放感を出すには、低めのテーブルや背もたれが抜けたデザインのチェアが有効です。部屋のスペースのバランスが不自然で、部屋と部屋を行き来する際の線である生活動線が複雑になっているのであれば、置き方を変えると改善できる場合があります。

 

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