枕

■睡眠の質を上げるには枕を見直すのがおすすめ!

毎日きちんと寝ているつもりなのにどこか疲れが取れない、肩や首の凝りが日に日にひどくなっていく気がする……そんな悩みを抱えている人は案外多いですよね。

 

良い睡眠が取れていない理由はいろいろと考えられますが、もしかしたら体に合っていない枕を使っているのが原因かもしれません。

 

睡眠の質を上げるには寝具を見直すのが効果的ですが、ベッドのマットレスなどから買い直すとなるとちょっと大変で腰が重くなってしまいますよね。
枕を買い替えるだけならよりお手軽ですし、金銭的にも負担が少なくて済みます。
毎日の睡眠をより良いものにしたいという方、すっきり目覚めたいという方は、ぜひ枕を見直すことを検討してみてください!

 

 

■体に合っていない枕を使い続けることで起こるいろいろな悪影響

体に合っていない枕を使っていると、よく眠れないということ以外にも、体にいろいろな悪影響が出てきます。

 

まず1つ目が、寝ても寝ても眠気や疲れが取れないということ。
これは、枕が合っていないと寝返りがスムーズにうてず、熟睡しきれないのが理由です。

 

きちんと寝返りがうてないために自然と眠りが浅くなってしまい、結果としてぐっすり眠れなくなってしまうんですね。

 

眠りが浅くなることで、翌朝にも眠気が残るだけではなく、体が重かったり、だるく感じたりといった症状を感じることもあります。そんな状態でお仕事や勉強に取り組んでも当然捗らず、タスクが残ってさらに忙しくなり、余計に疲れてしまうという負のサイクルに陥ってしまう可能性も。

 

肩こりや首こりなども合っていない枕の使用で引き起こされる悪影響の1つです。

 

さらに、頭痛の原因となることも。
朝目が覚めてすぐ頭痛がする……という経験がある方は、枕にその原因があるかもしれません。体とのずれが大きいと、腰の痛みの原因となることもあるのだとか。

 

また、高すぎる枕は気道を圧迫しやすいので、いびきの原因になることもあります。自身の健康被害はもちろんですが、場合によっては家族などへも迷惑をかけてしまいかねないのでぜひとも直しておきたいところですね。

 

 

■理想的な枕の選び方

体に合っている枕というのは、当然ながら1人ひとり違うものです。

 

自分にとって理想的な枕を選ぶには、「素材」「高さ」「構造」の3つに着目するのがポイント。
順番にチェックしていくと、自分の体に合っている枕を選びやすいです。

 

まず枕の「素材」に関してですが、それぞれの素材にメリット、デメリットがあります。主な素材の特徴をひとつひとつ見てみましょう!

 

低反発ウレタン枕

押すと沈んで柔軟に頭を支えてくれる低反発ウレタン枕。
柔らかく包み込まれるような感触が好きな方に向いています。デメリットとして、室温が低いと固くなること、通気性が悪いこと、水分に弱く水洗いできないものも多いことなどがあります。

 

高反発枕

低反発素材よりも弾力が強く、しっかりと首を支えてくれるタイプ。固めなので寝返りをうちやすい他、室温で固さが変わらない、通気性がいいなどのメリットも。
お値段がやや高価なこと、水洗いできないものが多いことなどがデメリットです。

 

羽毛枕

ふわふわとして柔らかく、保温性に優れている羽毛枕。通気性もよく、心地よく眠れます。ただ、柔らかすぎて首を支えきれない部分がネック。水洗いもできませんし、数年使用すると形が崩れてしまいます。

 

ポリエステルわた枕

羽毛枕同様ふわふわと柔らかいですが、弾力性も備えている枕です。
価格も安く気軽に手に入れられますが、耐久性は低く、すぐに買い替えなければいけなくなることも。

 

他にも、そばがら枕やパイプ枕、小型ビーズ枕など、いろいろな素材があります。自分に合っている素材を探してみましょう!

 

素材を決めたら、次は枕の「高さ」について考えてみましょう。
理想としては、仰向けに寝たときに立っているときと同じ姿勢になる高さです。

 

枕の高さ

 

枕に頭を乗せて寝てみたとき、喉や首筋に圧迫感がないかどうかでチェックしましょう。
首の角度が15度くらいになる高さ、と覚えておくとわかりやすいかもしれません。

 

最後に、どんな構造の枕が良いかについても確認しておきましょう。
枕の良さはとにかく「寝返りのうちやすさ」で決まるので、できるだけ寝返りがうちやすい枕を選ぶのがポイントです。

 

寝返りを妨げない枕の条件としては、「適度に固さがある」「表面が平ら」「幅が50cmから60cmほどあり、寝返りをうっても頭が落ちない」「寝返りをうってもずれないほどの重さがある」の4つが挙げられます。
これらの条件をクリアしている枕なら、ぐっすり眠ることができるはず!

 

幅広枕

 

 

■横向き寝が多い方には抱き枕もおすすめ

眠るときの姿勢は、人によっても、またその日によっても違います。仰向けで眠るのが心地良いときもあれば、横向きになって眠りたいときもありますよね。

 

心地よい体勢で眠るのはいいのですが、横向き寝の場合、仰向けで寝るときよりも肩や膝などに負担がかかってしまいます。その負担が、肩こりや腰痛の原因となってしまうことも。

 

横向き寝でぐっすり快眠したい!という方には、普通の枕だけではなく抱き枕を合わせて使うのがおすすめです。

 

抱き枕

 

抱き枕があると肩や膝にかかる負担が軽減され、ぐっと眠りやすくなります。
妊娠後期のお腹が大きくなり仰向けの姿勢では寝づらくなる妊婦さんにもおすすめです。

 

人生の中でも大きな比重を持つ睡眠時間。ちょっと枕を見直すだけで、とても有意義な時間にすることができるかもしれません。

 

寝苦しさや疲れにお悩みの方は、ぜひ改めて枕を見直してみてくださいね。

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