ソファベッド

限られた空間を有効に活用したい!と思ったときには、「複数の役割を担ってくれる家具」を積極的に採用すると良いでしょう。室内に配置する家具の数が減れば、その分余裕が生まれます。お客さまをお招きするときでも、狭い空間に引け目を感じることはありません。

 

複数の役割を担ってくれる家具にもいくつかの種類がありますが、自宅でもっとくつろぎたい!と思う方に人気なのが「ソファーベッド」です。

 

リビングルームで使う「ソファー」と、寝室で使う「ベッド」、両方の特徴を併せ持つ家具にはどのような特徴があるのでしょうか。失敗しないための選び方のコツと共に、積極的に採用を検討していただきたいタイプについて紹介していきます。

 

 

■ソファーベッドの特徴、メリット・デメリットを知ろう!

ソファーベッドは、ソファーとベッドを一体化した家具です。普段はソファーとして使い、必要なときだけベッドに変身させる!なんて使い方で人気を集めています。
ソファーベッドには、

 

・リクライニング式

リクライニング式ソファベッド
・折り畳み式

折り畳み式ソファベッド

 

この二つの種類が存在しています。
ごく一般的なのはリクライニング式。ソファーの背もたれ部分を後ろに倒すことで、ベッドの寝面を作ってくれます。
一方で折り畳み式はソファーの内部にベッドの機構が組み込まれており、ソファー座面の下から部品を引き出すことで、ベッドの寝面を作り上げます。

 

どちらのタイプを選択するのかによって、必要なスペースも寝心地も違ってきますから、自分にとってより良い選択をするようにしましょう。

 

ソファーベッドのメリットとは?

ソファーベッドを導入するメリットは、以下の通りです。

 

・一つ購入すれば、二つの機能が使える
・室内のスペースを有効活用できる
・宿泊客にも対応できる

 

ソファーとベッド、両方の機能を併せ持つ家具を購入すれば、ソファーとしてもベッドとしても使えます。ワンルームなど、室内空間が限られるときには、「ソファー」と「ベッド」の両方を採用するのが難しいケースも少なくありません。

ソファーベッドを選べば、どちらも諦めることなく、快適な生活を手に入れられることでしょう。室内も広々としますから、自分の好きな空間を作ることもできるはずです。

 

また、ソファーベッドは、「自分が寝るための場所」ではないケースにおいても、その実力を発揮してくれます。

 

自宅に宿泊するゲストを招く際に、「いったいどこで眠ってもらおうか」と悩む方も多いはずです。普段使っているソファーがソファーベッドであれば、ほんの少し手を加えるだけで、ゲスト用のベッドスペースを作ることができます。

 

ソファーベッドのデメリットとは?

一方で、ソファーベッドも「良いことばかり」とはいかないので注意が必要です。デメリットもきちんと頭に入れておくことで、後悔を防ぐことができます。
普通のソファーやベッドではなく、「ソファーベッド」を選ぶときのデメリットは以下のとおりです。

 

・寝心地が悪い場合がある
・座り心地が悪い場合がある
・設置するために広いスペースが必要(特にリクライニング式の場合)
・通気性が悪い

 

ベッドとソファーの二つの機能を持たせたソファーベッドですが、「メインとして使われるのはどちらなのか」によって、力を入れているポイントは変わってきます。

 

ソファーとベッドでは、求められている機能が異なりますから、「快適だ」と感じられる硬さや質感にも違いがあるのです。

 

ソファーとしての機能を優先させれば、「ふわふわし過ぎていて、眠ると身体中が痛くなる」なんてケースもありますし、ベッドとしての機能を優先させれば、「硬くてなかなかくつろげない」なんてこともあるでしょう。

 

また、リクライニング式のソファーベッドの場合、「背もたれを倒すためのスペース」を確保する必要があります。限られた空間にソファーベッドを設置しようとすると、失敗につながってしまう可能性もありますから、事前確認が必須となります。

 

最後に、睡眠中の人間は大量の汗をかくことでも知られていますが、通気性が悪いと蒸れてしまいます。ソファーベッドの中には湿気が抜けない仕様になっているものも多く、寝心地が悪くなってしまうかもしれません。

 

 

■ソファーベッド、失敗しないための選び方のコツ

メリットに惹かれてソファーベッド購入を検討している際には、デメリットを最小限に留めることが重要です。ソファーベッド購入時に、失敗を避けるために頭に入れておきたいコツを紹介します。

 

正しい選び方を身につけて、長く快適に愛用できるソファーベッドを見つけてみてください。

 

・ベッドにしたときに、寝面が完全にフラットになること
・マットレスが硬めであること
・使用頻度によって、選ぶタイプを変えること
・布団収納スペースを確保すること

 

それぞれを詳しく解説していきます。

 

完全フラットは絶対条件

人間とは非常に繊細なもので、不快な環境の中で質の高い睡眠をとることはできません。気持ち良く眠るためには、ベッドの寝面が完全にフラットになるものを選択しましょう。

 

特にリクライニング式の場合、背もたれ部分がぐっと下がることになりますが、このときに「完全なフラットにはならない」という商品もあるので、注意する必要があります。

 

また完全なフラットにはなっていても、マットレスのデコボコ感が気になる商品もあります。できるだけ凹凸が目立たない製品を選ぶことも重要なポイントとなります。

 

マットレスは硬めがベター

ソファーやベッドの柔らかさには、独自のこだわりがある方も多いことでしょう。自分にとって「快適に座ったり、寝たりすることができる」というのがベストですが、体への負担を考えるなら、マットレスは硬めのものを選択するのがベターです。

 

柔らかすぎるマットレスを使って眠っていると、疲れや体の痛みの原因になってしまいます。実際にマットレスの硬さが合っていないことで、腰痛を引き起こすようなケースもあるので注意しましょう。

 

硬めのマットレスであれば、睡眠中の体もしっかりと支えてくれます。ソファーとして使っているときには「体が沈まないためにリラックスできない!」なんて感じる方もいるかもしれません。

 

とはいえ、睡眠中の姿勢が人体に与える影響は非常に大きなものですから、「眠っているときに快適に過ごせること」を重視するのがオススメです。

 

毎晩眠るなら湿気対策が重要

同じソファーベッドでも、「来客用としてたまに使う」ケースと「自分のベッドとして毎晩使う」ケースとでは、ベッドに与える負担が大きく変わってくるでしょう。

 

もし「毎日自分が眠るベッドとして、ソファーベッドを採用したい」という場合には、湿気対策についても真剣に考える必要があります。

 

ソファーベッドの中には、すのこを使った天然木ソファーベッドもあります。マットレスの下部分に通気性の良いすのこを採用することで、湿気を溜めることがありません。眠っている最中に、「べたべたして不快」「湿気が抜けずに暑い」なんて感じることもなくなるでしょう。

 

すのこ仕様ソファベッド

 

収納がセットになったタイプもオススメ

ソファーベッドを自由に「ソファー」「ベッド」と変身させるためには、一つ意識しておかなければならないポイントがあります。それが、「ベッド周囲のアイテムを収納する場所を確保する」という点です。

 

ソファーベッドをベッドとして使うためには、掛布団や毛布、シーツなどが必要となります。これらの寝具を収納する場所がなければ、室内をスッキリと見せることは難しくなってしまうでしょう。

 

ソファーベッドの中には、収納スペースもセットにした多機能タイプも存在しています。こうしたアイテムを選べば、ベッドからソファーへと変身させる過程で、不必要なアイテムをさっと収納することができるでしょう。
マルチソファーベッドから、好みの物を選んでみてください。

 

マルチソファベッド

 

 

■まとめ

ソファーベッドにはメリットもありますが、デメリットもあります。デメリットを無視したまま購入すると、「こんなはずじゃなかった!」なんて後悔につながる可能性もあるので、注意しましょう。

 

・リクライニング式
・折り畳み式
・すのこソファーベッド
・マルチタイプの収納付き

 

など、ソファーベッドの種類も実にさまざまです。それぞれの特徴を把握した上で、自分にとってベストな品物を選んでみてください。

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