ソファーベッド

ベッドとしてだけではなく、折り畳んでソファーとしても活用できるのがソファーベッドの魅力です。
「狭い一人暮らし用の部屋だけど、ベッドもソファーも諦めたくない!」なんて思う方にもオススメできる商品です。

 

一台で二つの役割を果たしてくれるソファーベッドは確かに魅力的な家具。
しかし一方で、「ソファーとしてもベッドとしても、中途半端な家具なのでは……?」なんて不安に感じる方もいるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、ソファーベッド購入で失敗しないために覚えておきたい3つのポイントと共に、ソファーベッドをもっと楽しむための活用法についてご紹介していきます。

 

 

■メインの用途を決定しよう

ソファーにもベッドにもなることをウリにしているソファーベッドですが、実は大きく分けて二つの種類が存在しています。

 

・ソファーにもなるベッド
・ベッドにもなるソファー

 

まるで言葉遊びのような種類分けに、混乱してしまう方も多いのかもしれませんね。
しかし、「どちらも大体同じようなものだろう」と安易に判断するのは危険です。

 

ソファーにもなるベッドの主な使用用途は、「ベッド」です。
ベッドとして開発された家具であり、「ときどきソファーへと変身させることができるものの、基本はベッドとして使う」というタイプがこちらに当たります。
主な使用場所としては「寝室」が挙げられるでしょう。

 

ソファーにもなるベッド

 

一方、ベッドにもなるソファーの主な使用用途は、「ソファー」です。上とは逆に、ソファーとして開発された商品であり、ベッドとして使うのは「いざという場面」であるケースが多くなります。
主な使用場所は、「リビングルーム」となります。

 

ベッドにもなるソファー

 

もし、「ワンルーム用の家具を探していて、普段はベッドとして使うものの、来客があるときにはソファーへと切り替えたい」なら、「ソファーにもなるベッド」を選ぶのがオススメです。

 

「普段はソファーとして使い、ゲストが来たときにだけベッドとして使う」のであれば、「ベッドにもなるソファー」を選んでみてください。

 

 

■ソファーベッド、種類を間違えた際のデメリットは?

主目的が異なる二つのタイプのソファーベッドは、種類を間違えて購入した場合、以下のようなデメリットが発生する可能性があります。

 

・主目的が「ソファー」のアイテムを日常的に「ベッド」として使うと、劣化が早い
・座り心地、寝心地が悪い
・ソファーベッド購入代金が高額になってしまう

 

ソファーとベッドを比較すると、一日に数時間継続的に使用するベッドは、劣化が早いもの。また、ソファーはベッドほどクッション・スプリングが優れているわけではありません。毎日ベッドとして使えば、短期間で寝心地・座り心地が悪くなってしまう可能性があります。

 

さらに、ソファーとして座り心地抜群のクッションを求めるのであれば、「柔らかめ」の仕様を好む方も多いことでしょう。しかし、このクッションの上で眠ろうとすると、体にとって「柔らかすぎる」ということにもなりかねません。

 

ベッドとしての寝心地にこだわればこだわるほど、ソファーベッド購入金額は上がっていってしまいます。
「普段はソファーとして使い、ベッドにする機会はそれほど多くない」という場合には、非常にもったいない買い物になってしまうのです。

 

ソファーベッドは活用範囲が広い家具だからこそ、こうしたデメリットを避けるためにも、購入前に「主な使用用途」についてしっかりと検討しておくことが重要です。

 

どこで、どんな風に使いたいと思っているのか。また、それを叶えるために、「ソファーベッドを購入する」というのは本当にベストな選択肢なのかどうか、ぜひ慎重に見極めてみてください。

 

 

■ソファー⇔ベッドの切り替え方法を確認しておこう

ソファーとしてもベッドとしても使えるソファーベッドですが、その切り替え方法が複雑で難しい場合には、「億劫で結局やらない」ということにもなりかねません。

 

ソファーベッドとしての機能をストレスフリーで使いこなすためには、自分にとって使いやすい切り替え方法を採用しているかどうか、きちんとチェックしておきましょう。

 

ソファーベッドの切り替え方式としては、以下のようなものがあります。

 

・前面スライド方式(ソファー座面下を、前方に引っ張り出す)
・前面ローリング方式(ソファー座面を前面から持ち上げるようにして、フラットにする)
・ワンロック方式(ソファーの浅い背もたれをずらし、ロックする)
・リクライニング方式(ソファーの背もたれ部分を倒す)
・ドロー方式(ソファーの側面に向かって、座面を広げる)
・ダブルドロー方式(ソファーの座面を、前面に広げる)

 

どのタイプを選択するのかは、お部屋の雰囲気や、ソファーベッド周辺のスペースを考慮しながら決定すると良いでしょう。

 

また、操作性に優れたタイプを選びたいときには、リクライニング方式やドロー方式を選択するのがオススメです。どちらも楽に操作できます。

リクライニング式ソファーベッド

 

ドロー式ソファーベッド

 

 

■【選ぶ際のポイント3】高さや奥行き、背面の傾斜もチェックしよう

ソファーベッドを選ぶときには、高さや奥行き、背面の傾斜など、細かなポイントまでしっかりとチェックしておく必要があります。

 

まずは座面の高さについてですが、ソファーとベッドでは、「好みの高さが違う」というケースも多いはずです。主目的に合わせて、座面の高さを細かくチェックしておくと良いでしょう。

 

また、ソファーベッドを設置するときには、奥行きについてもきちんと確認してみてください。
通常のソファーであれば、背面を壁にピッタリとつけて設置することができます。しかし、リクライニング式のソファーベッドなどでは、ベッドにしたときの背もたれ部分を支えるため、ソファーとしての奥行が広くなっているケースがあります。

 

限られたスペース内で設置しようとしたときには、「思ったよりもソファーが前にせり出してきてしまった!」なんて失敗をする方も少なくありません。
ソファーベッドのタイプとサイズを確かめ、自分の部屋との相性を見極めてみてください。

 

また、背面の傾斜は、ソファーとして使用する際に非常に重要なポイントです。くつろげる角度の製品を見つけてみてください。
簡易的なソファーベッドの場合、「ベッドにしても、完全なフラットにはならない!」なんてケースも存在していますから、注意が必要です。
ソファーとしての性能、ベッドとしての性能、両者をしっかりと確認しましょう。

 

■ソファーベッドの活用法2つ

限られたスペースを有効に活用できるソファーベッドですが、今回はより活用するための方法を2つ紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

 

宿泊施設にソファーベッドを導入

ホテルやペンションなど、洋風の宿泊施設に欠かせないのが「ベッド」です。
しかし、場所をとるベッドを室内に導入すると、「部屋全体が非常に狭苦しく見えてしまう!」なんてケースも少なくありません。

 

このような場合には、ぜひソファーベッドを導入してみてください。
たとえば、2人で1部屋を利用するお客様には、2台のベッドと大きめソファーで、ゆったりくつろげるお部屋を用意できます。

 

同じ部屋を3~4人のファミリーで利用したいという場合には、ソファーをベッドに切り替えて対応しましょう。

 

宿泊施設の中には、「季節によって求められる部屋タイプが異なる」というお悩みを抱えているところもあるでしょう。ベッドに一工夫凝らすことで、シーズンに合わせて、必要な部屋を自由に用意することができます。

 

応接室とゲストルームを合体しよう

定期的にお客様が訪れるお宅にとって、欠かせないのが応接室やゲストルームです。おもてなし専用のお部屋があれば、日常生活の雑多な雰囲気を感じとられることもありませんから、非常に便利ですよね。

 

とはいえ、日本の住宅事情を考えると、「日中にやってきたお客様に対応するための部屋」と「ゲストが宿泊するためのベッドルーム」を別々に用意することは難しいものです。

 

このような場合には、ぜひ応接室にセットするソファーをソファーベッドにしてみてください。リラックスした雰囲気の中で、お客様をもてなすことができるでしょう。
もしもゲストがそのまま宿泊していくことになれば、ソファーをベッドに切り替えましょう。瞬時にゲスト用のベッドルームへと変身させられます。

 

家族の生活とは程よく切り離された空間で、ゲストにもゆったりとくつろいでもらえそうですね。

 

 

■ソファーベッドは、正しく選んで活用しよう!

ソファーベッドは、正しく選ぶことでさらに快適に使えるアイテムだと言えます。まずは自身の「目的」をはっきりさせるところからスタートしてみてください。

 

ソファーベッドは、デザインやカラーで選ぶのはもちろん、切り替え方法やスペースの有無をチェックしながら選ぶことも重要です。

 

自分にとってベストなソファーベッドはどれなのか、店頭でアレコレと見て回るのは大変なものです。
その点ネットショッピングであれば、非常に多くのソファーベッドを、自宅でくつろぎながらチェックできます。
ぜひ理想の一台と出会ってみてくださいね。

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